共箱・共シールとは?

 作品を収める箱には、普通箱書(作家名、作品名、印)が施されている。箱に入らない額装の作品に対しては、箱書に相当する事項を書いた紙片を額の裏に貼る。この紙片がシール。箱書やシール記入を作家自身が行った場合、その作品は「共箱」または「共シール」であると呼ばれる。それは、作家自身による真作保証がなされていることを意味する。

 作家の弟子や遺族が真贋を鑑定して、箱書やシール記入を代行することもある。鑑定人次第で共箱・共シールに匹敵する真作保証ともなる。ただ、信用性の高い箱及びシールは時に独り歩きして、贋作の「真作保証」に転用されてしまう事もある。箱やシール自体の贋物も多い。